Twitterはセキュリティ的に危険?
「Twitter」(ツイッター)って知ってますか?
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の一種で、ブログのように長い文章ではなく、短い文章を「つぶやき」として更新していくものです。
このTwitterですが、全米では、2008年に600万人、2009年にはその倍の1200万人のユーザに普及する見通しとなっていて、一つのインフラのような盛り上がりを見せています。
有名人や、エグゼクティブ、企業なども積極的に利用しています。
SMS(携帯メール)や、IM、電子メール、そしてiPhoneのアプリなどから気軽にアップできるので、友人や家族が今何をしているのかが、すぐにわかるだけじゃなく、色々な人をフォローすることによって、情報収集の道具として非常に優れているんですね。
ですが、このTwitterが普及するに従い、セキュリティに対する懸念が出てきました。
まず、Twitterのアカウント自体は、誰でも取得することができるため、悪意のある人が簡単にアカウントを作れてしまうことがあげられます。
また、長いURLをアップすると、URL短縮サービスなどで短縮されてしまうため、フィッシングやウイルスダウンロードサイトにとばされてしまう懸念があります。
これは、フィッシング(Phishing)になぞらえて「Twishing」と呼ばれていますね。
最近では、Twitter経由で感染するマルウェアも実際に出てきています。
例えば「Koobface」というマルウェアは、感染ユーザがTwitterにログインをすると、そのユーザのアカウントを使って、勝手に偽のつぶやきを投稿します。
そのつぶやきには、「My home video :)」「michaeljackson’ testament on youtube」といった言葉と一緒に悪意のあるリンクが含まれていて、そのつぶやきのリンクをクリックしたユーザが感染してしまいます。
残念ながら、現状Twitterのシステム側ではあまり有効な対策ができていないため、自分のことは自分で守る必要があります。
知らない人のつぶやきには十分注意することと、友人のつぶやきであっても突然英語のつぶやきにリンクがついていたりした場合には気をつけましょう。
また、Twitterにアクセスするときには必ず、セキュリティソフトをONにしてログインするようにしましょう。