スクリプトキディとは?
ハッカー(hacker)とは、コンピュータシステムを解析したり、プログラムを改変したりする人のことを指しますが、決して悪い人のことだけを指すものではなく、むしろ尊敬される場合もあります。
また、クラッカー(craker)というのは、ハッカーが行うことを主にセキュリティを侵害したり、破壊行為を行ったりする人のことを指します。
ハッカー、クラッカーは、善・悪の違いはありますが、どちらも技術に精通している人がこう呼ばれます。
これに対して「スクリプトキディ」は、ある意味、蔑称です。
スクリプトキディは、ハッカーやクラッカーに憧れを抱き(主に悪い面で)、スクリプト(プログラム)を使って悪さをします。
語源としては、「人が作ったスクリプトを使うしか能のない子供」というところから来ていますが、特に年齢は関係なくそういった行為をする人のことを総称してこう呼びます。
これらスクリプトキディが利用するツールは、ネットワーク上で広く配布されているようなものです。
例えば、ウイルス作成ツールなども公開されており、多くのウイルスの亜種と呼ばれるものは、このスクリプトキディによって作られていると考えられています。