個人情報保護とは?(5)
前回は、個人情報が漏れる一番多い原因は、内部の人間の「計画的な犯行」や、「操作ミス」が多いという話をしました。
次に多いケースとしては、情報を格納したノートPCやUSBメモリの「盗難・紛失」によるものですね。
酔っ払ってノートPCを店に忘れてきてしまう場合なんかありがちですよね。僕も一回店に忘れてパニックになったことがあります。
その時は盗まれずに済みましたけど。。。
一番簡単な解決方法は、ノートPC・USBの持ち出しを禁止することです。
でも、それだと、利便性を高めるためのノートPCやUSBメモリなのに、本末転倒になってしまいますよね。
じゃあどうすればいいか。
手軽にできるのは、前回も紹介した暗号化ツールを使うことです。
暗号化ツールを使って暗号化しておくことで、盗難や紛失にあっても、データ自体は見ることができません。
最近は、USBメモリなどに、もともとそういうソフトがついてたりしますので、そういうのを利用してもいいでしょう。
前回はフリーのソフトを紹介しましたけど、以下のような有償のソフトもありますね。
まだ他にもいっぱいあると思いますので、ご自分の用途にあったものを探して見ると良いかもしれません。
あと、物理的な盗難や紛失も怖いんですが、やっぱりウイルスや、スパイウェアに感染することによる情報漏えいもあります。
最近では、P2PソフトのWinnyというソフト経由で感染する以下のような感染事例もありました。
Winnyでウイルス発生、個人情報流出の可能性も〜セキュリティベンダーも混乱
Winny経由では、北海道県警や京都府警も個人情報を漏らしていましたね。
個人情報を利用している場合には、こういうソフト自体を利用しない(させない)ことが重要です。