Gmail はプライバシーを侵害している?「Gmailにだまされるな」キャンペーン
米Microsoftが2月に入って、Gmailを糾弾するネガティブキャンペーンを開始して、賛否両論ではありますが、話題になっています。
Have you been Scroogled? Try Outlook.com for email that prioritizes your privacy.
「Gmailにだまされるな」Microsoft のネガティブキャンペーン
内容としては、Gmailは個人のメールを全部閲覧して、広告を表示させているので、個人のプライバシーを侵害しているよ、だから Outlook.com に乗り換えましょう、というものです。
このGmailのプライバシー問題については、今に始まったものではなく、従来からずっと言われてきている問題です。
そういった声に対して、Googleとしては、プライバシーポリシーで、そのようなことはないという説明をしています。
表示させている広告については、あくまでも個人がGoogle検索を行なう時に表示する広告と同じであって、メールの内容を第三者に開示することはもちろん、人がメールの内容を見る事はない、という主張ですね。
MSの主張やGoogleの主張について、どこまでが真実かどうかは、Googleのみぞ知るということになりますが、重要なのは、こういったことを意識してサービスを使うことだと思います。
プライバシーについて過剰に反応するのもあまり良くないと思いますが、自分が加入するサービスが、どういうポリシーで、自分の個人情報をどのように扱うつもりなのか、というところは、サービス規約を読んだり、Web上などで専門家の意見を見たりするクセをつけるのは良い事だと思います。
規約にも書いていないのに、ユーザの情報を勝手に使ってマーケティングに使おうとする企業が最近は数多くあるのが実情です。
そういった企業を野放しにしてしまうのは、我々個人がそういった点をしっかりと追求しないことも原因の一つかなとも思います。
Google とか Microsoft は有名だから安心、という意識を変え、そのサービスが実際にはどういうことをしようとしているのかという本質に目を向けることができればいいですね。