メールは盗聴できる?(2)
さて、会社で利用するメールでは、メールサーバの管理者が正当な理由でメールの内容をチェックすることもあります。
また、管理者以外の人間が不正にパケットキャプチャソフトなどでメールを盗み見たりすることがあるということでしたね。
それでは会社以外でみなさんの利用しているメールは盗聴される危険性はあるのでしょうか?
答えはイエスです。
個人のメールが盗聴されるケースとして一番考えられるのは、メールのパスワードが盗まれるケースです。
パスワードは以下のような方法で不正に奪われてしまう可能性があります。
(1) 身近な人間にパスワードを盗まれてしまう
家に遊びに来た友人や、家族が、ディスプレイに貼ってあるパスワードなどをこっそりと盗むことが考えられますね。
(2) 簡単なパスワード設定のためオンラインで破られてしまった
辞書攻撃や、ブルートフォース攻撃で簡単なパスワードが破られてしまうことはよくあると思います。
パスワードが破られる手法については、以下の記事を見てくださいね。
(3) ネットカフェなどで利用したHotmailのID・パスワードの記録がブラウザに残っていた
これは何度も紹介していますが、パスワードがブラウザのキャッシュに残ってしまうケースが十分考えられます。
(4) パソコンに、キーロガーが仕込まれていて、キーボードの操作履歴が、第三者に送られてしまった場合
これはネットカフェや会社などで、誰かが故意に仕掛けている可能性がありますね。
(5) ウイルス(トロイの木馬)に感染してしまい、第三者へ、全ての情報が送られている場合
こういう感染した場合にキーロガーを仕込むようなトロイの木馬は、あなたのパソコンに知らないうちに潜んでいる可能性があります。
ウイルス対策ソフトを入れていない方は十分注意してくださいね。
もし、メールが盗聴されているかも?といった危険を感じたら、まずはウイルスやキーロガーを疑ってください。
以下で無料でチェックできます。
感染していないことがわかったら、パスワードが盗まれている可能性もありますので、すぐにパスワードを変更してください。
その際は推測されにくいパスワードをつけてくださいね。
基本的なことですが、セキュリティ対策は基本を忠実に守ることがとても重要ですよ。