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Posted by on 4月 1, 2005 in 情報漏えい | 0 comments

フォレンジックとは?

「フォレンジック」ってあんまり聞きなれない言葉だと思いますが、最近コンピュータの世界では、「コンピューター・フォレンジック」という言葉が聞かれます。

フォレンジック(forensic)を辞書で見てみると、「法廷の」とか、「科学捜査の」といった意味が出てきます。

「コンピュータフォレンジック」とは、実は日本語でちゃんとした訳はないのですが、

『不正アクセスなどで訴訟になった場合に、法廷で証拠となるものを調査するための取り組み』

とでも覚えておいてください。最近は、単にフォレンジックといわれることが多いです。

不正アクセスの現場を調べて、犯人を見つけ出すと考えれば簡単ですね。

フォレンジックを行うためには、犯罪の証拠となるものを残すために、ネットワークを流れるデータを保存したり、コンピュータ上の情報を記録・分析する必要があります。

ただそういうことが出来るツールはとても高価で、数百万から数千万する場合もあります。

なので、情報漏えいを気にする企業などでは、もっと対象をしぼって、例えば送受信されたメールだけは全て証拠として残しておく、などといった対策が取られたりもします。

最近は、フォレンジックツールに対抗して、不正アクセスの痕跡を消すアンチフォレンジックツールも出てきているようです。

フォレンジックについては、今日(4/1)から施行される「個人情報保護法」の影響を受けて今後さらに注目が高まってきそうですね。