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Posted by on 6月 14, 2005 in 盗聴 | 0 comments

メールは盗聴できる?(2)

さて、会社で利用するメールでは、メールサーバの管理者が正当な理由でメールの内容をチェックすることもあります。

また、管理者以外の人間が不正にパケットキャプチャソフトなどでメールを盗み見たりすることがあるということでしたね。

それでは会社以外でみなさんの利用しているメールは盗聴される危険性はあるのでしょうか?

答えはイエスです。

個人のメールが盗聴されるケースとして一番考えられるのは、メールのパスワードが盗まれるケースです。

パスワードは以下のような方法で不正に奪われてしまう可能性があります。

(1) 身近な人間にパスワードを盗まれてしまう

家に遊びに来た友人や、家族が、ディスプレイに貼ってあるパスワードなどをこっそりと盗むことが考えられますね。

(2) 簡単なパスワード設定のためオンラインで破られてしまった

辞書攻撃や、ブルートフォース攻撃で簡単なパスワードが破られてしまうことはよくあると思います。

パスワードが破られる手法については、以下の記事を見てくださいね。

■パスワードクラッキング

(3) ネットカフェなどで利用したHotmailのID・パスワードの記録がブラウザに残っていた

これは何度も紹介していますが、パスワードがブラウザのキャッシュに残ってしまうケースが十分考えられます。

(4) パソコンに、キーロガーが仕込まれていて、キーボードの操作履歴が、第三者に送られてしまった場合

これはネットカフェや会社などで、誰かが故意に仕掛けている可能性がありますね。

(5) ウイルス(トロイの木馬)に感染してしまい、第三者へ、全ての情報が送られている場合

こういう感染した場合にキーロガーを仕込むようなトロイの木馬は、あなたのパソコンに知らないうちに潜んでいる可能性があります。

ウイルス対策ソフトを入れていない方は十分注意してくださいね。

もし、メールが盗聴されているかも?といった危険を感じたら、まずはウイルスやキーロガーを疑ってください。

以下で無料でチェックできます。

■ウイルスバスターオンラインスキャン

■シマンテックセキュリティスキャン

感染していないことがわかったら、パスワードが盗まれている可能性もありますので、すぐにパスワードを変更してください。

その際は推測されにくいパスワードをつけてくださいね。

基本的なことですが、セキュリティ対策は基本を忠実に守ることがとても重要ですよ。