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Posted by on 6月 23, 2005 in マルウェア | 0 comments

プロバイダのウイルス対策ってどう?(1)

みなさんはウイルス対策は、自分のPCにソフトを入れてますか?

もしまだ対策をしていないという方がいましたら、プロバイダが提供するメールウイルスチェックのサービスも検討してみると良いかもしれません。

月額200〜300円くらいでサービス提供されてます。

プロバイダでウイルスチェックをする仕組みはどうなっているのでしょう?

通常プロバイダ側にメールサーバがあって、みなさんはメールの送受信をするときには、このメールサーバを使っていると思います。

では、AさんとBさんに登場してもらってメールのやり取りを見てみましょう。

Aさんは、プロバイダAを使っています。そしてBさんはプロバイダBを使っています。

プロバイダAのメールサーバを MTA-A、プロバイダBのメールサーバをMTA-Bとします。

そして、今回はBさんがウイルスチェックサービスに加入しているとしますね。

まず、AさんがメールをMTA-Aに送信します。

するとMTA-Aは、Bさんのメールアドレスを管理しているMTA-Bに対してメールを送ります。

(この際、メールを送るのにはSMTPというプロトコルが使われます)

ここで、SMTPで送られてきたメールを受け取ったMTA-Bは、いつもなら、そのままメールをBさんのメールBOXに保存します。

そしてBさんはそのメールを受け取るわけですね。

でも、Bさんはウイルスチェックサービスに加入していますので、プロバイダB側では、メールがBさんのメールBOXに保存される前に、ウイルスチェックをします。

具体的には、MTA-Bの前段に、SMTP通信を監視してウイルスチェックを行うメールサーバ(MTA-Virusとします)がいるようなイメージです。

Aさん –> MTA-A –> MTA-Virus –> MTA-B –> BさんメールBOX –> Bさん

そしてMTA-Virusにメールが届いた時点で、ウイルスメールであれば、削除したり、送信者や受信者に対して警告のメールを送ったりします。

BさんがAさんにメールを送るときには、その逆で、今度は MTA-BからMTA-Aに送られる前に、MTA-Virusが送信メールをチェックしてくれるということですね。

こういった仕組みなので、Bさん宛のメールとBさんが送るメールは基本的に全て安心なメールとなることができるんです。