拡張子で偽装を見抜け!
みなさんのPCでは、ファイルの拡張子は表示される設定になってますか?
拡張子とはご存知の通り、ファイル名の最後についている、ファイルの種類をあらわす3文字の英数字です。
「テスト.xls」であれば、Microsoft Excelのファイルであることがわかりますし、「テスト.txt」だったらテキスト形式ですね。
ただ、Windowsの初期設定では、この拡張子は表示されない設定になっています。
だから、ファイルのアイコンを見てどんなファイルかを判断している人が多いと思います。
でも実はこれ、結構危険なんです。
というのは、ウイルスやスパイウェアは、拡張子やアイコンを偽装してユーザにクリックさせようというワナを仕掛けることがあるからです。
例えば、Winny経由で感染を広げる「Antinny」を例にとってみると、このウイルスは本当は「.exe」の実行形式のファイルなのに、自分のアイコンをフォルダやメモ帳のアイコンに偽装します。
だから、「.exe」という拡張子が見えないと、フォルダやメモ帳そのものにしか見えませんので、ついクリックしてしまい感染しちゃう、ということなんです。
こういった事態を避けるためにも、以下に紹介する方法で、ファイルの拡張子は表示させるようにしておいてくださいね。
■拡張子の表示方法 [Windows XPの場合]
1. スタートからマイコンピュータを開きます。
2. 「ツール」→ 「フォルダオプション」を選択
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3. 「表示」タブで、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す
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この拡張子を表示しない設定にして、ある程度は危険を回避できるかもしれませんが、だからといってむやみに不審なファイルを開くことは絶対に避けてくださいね。