ログインパスワードは長いほうが良い?
この前、みずほ銀行のネットバンキング、「みずほダイレクト」が、セキュリティを高める目的で、ログインパスワードの桁数を長くしました。
もともと英数6桁だったパスワードを、2006年1月22日以降は、最大で32桁まで登録できるようにしたみたいですね。
パスワードを長くすると、桁数が増えるため、総当りでパスワードを解読しようとするブルートフォース攻撃にはとても有効です。
ブルートフォース攻撃は以下を参照くださいね。
でも、その他の脅威に対してはあまり意味のない面もあります。
例えば、みなさんのPCにもしキーロガーがいたとしたら、全てのパスワード入力が筒抜けになってしまうので、事実上パスワードの長さは関係ないですよね。
また、もし32桁の英数字を設定した場合、ランダムな数字だと、覚えるのはとても難しいため、忘れないようにPCの近くにメモ書きを置いたりするかもしれません。
逆に、長くても覚えやすい、名前と誕生日を続けたようなものだったら、推測もされやすいので長くても脆弱なパスワードになっちゃいます。
このように、パスワードを長くすることは、良い面もあるのは当然ですが、運用の方法や、他の対策と組み合わせなければ、効果も薄れてしまいますね。