指紋認証は危険？

指紋認証は、パスワードなどの情報なしで、本人の指をかざすだけで本人認証ができる、とっても便利なシステムですね。

最近では携帯電話やUSBメモリだけでなく、色々なところに搭載されていますよね。

でも、この指紋認証本当に安全なのでしょうか？

指紋という性質上、この世に２つと同じものはないはずなので、本人以外は認証されないはずですよね。

でも、実はあまりにも厳しくチェックすると、指が汚れていたり、傷があったりすると、本人であっても照合結果が違ってしまう可能性があるんです。

これを避けるために、指紋認証システムでは、ある程度の誤差があっても大丈夫なようにしています。

この誤差が大きいと誤認証という問題が発生するんですね。

実際、ある携帯電話の指紋認証では、他人の指でも認証が通ってしまったという話もあるくらいです。

また、他人の指紋をなんらかの方法で取得して、それをグミのような素材にプリントし、指につければ認証を通ってしまったという、実証結果もあるようですね。

このように指紋認証は、それだけでは完全なものとはなり得ないという見解が最近では定着しています。

血管の情報も利用して、安全と言われる静脈認証でも偽造が可能との見解もあります。

こういう危険を避けるためには、指紋認証に加えて、IDやパスワードを一緒に使えば、より安全なシステムが出来ると思います。