マイクロソフトだけが危険じゃない?
これまではマイクロソフト製品がウイルスやワームの攻撃対象となることが非常に多かったのですが、最近はマイクロソフト以外も狙われることが多くなってきました。
最近話題になったのは、以前紹介した MAC OS X のウイルスや、FireFoxを狙う攻撃用コード、そしてLinuxを狙うワームがあります。
■ Mac OS Xを標的とするトロイの木馬が出現–感染経路はIMプログラム
■Firefox 1.5の脆弱性を狙うエクスプロイトコード登場
■Linuxを狙う新たなワームが出現,“ボット”の機能を持つ
マック、FireFox、Linuxというのは、これまでWindowsに比べてはるかに安全というイメージがありましたが、ここ最近はそうでもなくなってきています。
なぜ今まで安全だと思われていたものにまで、危険になってきたのか?
恐らく一つの要因としては、以前は愉快犯であったウイルス作者やクラッカーが、お金を儲けることに興味を持ってきたということではないでしょうか。
ネットの裏側では、ボットネットを販売するビジネスや、攻撃用コードの請負をしているビジネスもあります。
良くも悪くも、ビジネスというものは、物事を発展させるためには非常に大きな力となります。
今後は、マイクロソフトも本格的にセキュリティに力を入れ始めていますので、Windowsだけをセキュリティが甘いと呼ぶ時代は終わりに近づいてきたかもしれませんね。
WindowsやIEを使っていなくても、最新のパッチなどはしっかり適用しましょう。