共用ホスティングは危険?
企業などでWebサイトや、メールを使いたい場合、普通はWebサーバやメールサーバを自社内に用意する必要があります。
これに対して、ホスティングとは、プロバイダ等が企業の代わりにサーバを運用してくれるものです。
基本的には、自社内でサーバを運営するか、プロバイダ側で運営するかの違いにはなるんですが、ホスティングには、大きく分けて「専用ホスティング」と「共用ホスティング」があります。
専用ホスティングは、企業用に専用のサーバを用意して運用するものなので、自社で構築する場合とそれほど代わりはありません。
むしろ、プロバイダ側でプロが運営してくれるため、セキュリティ的にも安全度は高いです。
でも、共用ホスティングは、複数の企業や個人が同じサーバを使いますので、セキュリティ上は注意が必要です。
例えば、企業Aと企業BのWebサーバば、1台の共用ホスティングサーバで運用されていたとします。
そうすると、もし企業AのWebサイトがDoS攻撃等の標的になった場合、影響を受けるのは、企業AのWebサイトだけでなく、同じサーバを使っている企業BのWebサイトにも影響があります。
また、セキュリティの甘いホスティングサーバだったりしたら、一度侵入されてしまうと、そのサーバを使っている企業全てのデータが危険にさらされます。
ですので、企業で利用する場合などは、出来る限り共用ホスティングは避け、専用ホスティングにした方がセキュリティ上は安全です。
また、専用・共用ホスティングどちらも、料金的にあまりに安いのは避けた方がいいでしょう。
安いということは、運用やセキュリティもコストを削減していると考えられます。
共用ホスティングにも、コストなどのメリットもありますので、運用するサーバの重要度に合わせて選択しましょう。