RFIDは危険?
RFIDって知ってますか?簡単に説明すると、とても小さい無線のチップだと思ってください。
そのチップにはなんらかの情報が埋め込まれています。
そして、そのチップ(RFID)を、何か物にくっつけて、無線を使って遠隔から情報を読み取ることができるんですね。
(ちなみに読み取る側の機械をRFIDリーダと言います)
例えば、駐車場などで、RFID付きの清算済み駐車券を持っている人がゲートを通ろうとしたとします。
すると、RFIDリーダがその清算済みであるという情報を、リモートでRFIDから読み取って、自動でゲートを開けるような仕組みも可能です。
また、日本では三越や阪急百貨店の婦人靴売り場で実験的に導入されたようですね。
きっかけは、店員さんがよく靴のサイズを探しに倉庫にいきますが、あれってすごく時間もかかるし手間ですよね。
そこに、RFIDを靴につけることで、わざわざ倉庫にいかなくても倉庫の在庫がその場で確認できるようになりました。
すると販売員がお客様対応をする時間が増えて、売り上げが伸びたそうですね。
このように、RFIDは使い方によっては非常に便利で、将来的にはすべての商品に微小なRFIDタグがつけられるのではと考えられています。
ただ、RFIDにはセキュリティ的に気をつけなければならない面もあります。
全てのものにRFIDがつけば、もしRFIDリーダをもっていれば誰かが、いつ、どこで、何を購入したかがわかってしまいますよね。
こういったことが深刻な個人情報漏えいにつながる危険性があるということです。
だからといってRFIDのような技術を使わないでいるのも宝の持ち腐れです。
今後は、RFIDの利用方法のガイドラインや、技術面でのセキュリティ対応が進んでいくものと思われます。
RFIDをもっと詳しくしりたい方は→ RFIDとは?