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Posted by on 1月 14, 2007 in NEWS | 0 comments

2007年はマルウェアなどの脅威が消える?

今回のタイトルを見て、

「お、2007年にはセキュリティが高いと言われるWindows Vistaも市場に投入され、いよいよセキュリティが、ハッカーやマルウェアを上回るようになったんだね」

と思われた方。すみません、残念ながらそうではありません(^^;

実は脅威自体が消えるわけではなく、マルウェアや、攻撃が私達の目の前から「見えなくなる」という意味なんです。

2007年、脅威はさらに「見えない化」する

こちらの記事で書かれていることの一つ目は、今後ますます「ゼロデイ攻撃」が一般化するということ。

これは誰かがソフトウェアの脆弱性を発見した場合に、その脆弱性を高額で売買される「ブラックマーケット」が育ってきていることを、暗に示しています。

その結果、脆弱性は一般に公開されることはなく、攻撃を受けた後にはじめて脆弱性があったことが判明するというケースが増えるだろうと言ってます。

また、スパイウェアやボットを初めとする、こっそり隠れて活動する「見えない」マルウェアも今後どんどん増えていくだろうと思われます。

総務省が中心となって、ボット対策のプロジェクトを立ち上げて駆除ツールの提供などを行っていますが、ボットの亜種がこれからますます増えていくとすると、全てのボットウイルスを検知するのは現実的に無理です。

少なくとも今のままでは、ウイルス検体を見つけて駆除パターンを作るという、後追いの技術を採用しているからです。

今後、当然技術革新はあると思いますが、攻撃側を上回る技術が生まれてほしいものですね。

当面、私達ができることは、セキュリティソフトの細めなアップデートや、怪しいサイトに近寄らないといった基本的なことしかできません。

でも、普段からセキュリティソフトのログを見たり、パソコンの電源を切る前に、ディスクのフルスキャンをしたりするなど、ちょっとした意識を大事にすることで重大な問題を発見できる可能性はあります。

2007年もインターネットには危険が潜んでいますが、しっかりと意識と知識を持って立ち向かっていきましょう!