ウィニーの対策ってどうする? 〜個人編
前回は、企業においてWinnyの通信をどのようにブロックするかのお話をさせていただきました。
では、個人のPCでWinnyによる情報漏えいをブロックしたい場合にはどうすれば良いのか?について考えてみましょう。
そもそも、根本的にWinnyによるウイルス感染や、情報漏えいが怖ければ、「Winnyを使わない」という選択肢しかありえませんので、Winnyを好んで使っている人の話はここでは省略します。
危険なのは、家族や友人間でPCを共有しているようなケースで、子供や友人が自分の知らないところでウィニーを使っていた場合などです。
この場合もなかなか対策は悩ましいところなんですが、以下のような対策が考えられると思います。
1. ウイルス対策ソフトの導入
ウイルス対策ソフトを導入し、最新のパターンを利用しているだけでもかなり違います。
Winny経由で間違ってウイルスをダウンロードしてしまっても、最悪実行する際にソフトが発見してくれます。
ただし、日々ウイルスは亜種・変種が生まれていますので、どんなに性能の良いウイルス対策ソフトでも、パターンファイルが追いつかない場合があるので、100%安心してはいけませんね。
2. 個人用パソコンに重要ファイルを置かない
よく問題になるのは、会社から持ち帰ってきた重要ファイルを家のパソコンにコピーして作業を行っているケースです。
Winny経由でウイルスに感染すると、これらのファイルがばら撒かれてしまい、情報漏えいした結果、最悪会社をクビといったケースも考えられますので、気をつけるようにしましょう。
3. パソコンにWinnyがインストールされているかどうか確認する
自分の知らないところで、PCにWinnyをインストールされていないかどうかを、以下のツールを使うことで確認ができますので、心配な方はチェックしてみましょう。
最近はWinnyの利用者数も減ってきて、Shareのユーザ数が増えてきているようですが、まだまだWinny経由のウイルスははびこっていますので、気をつけるようにしてくださいね。