Pages Menu
TwitterRssFacebook
Categories Menu

Posted by on 10月 31, 2008 in ハッキング, 盗聴 | 0 comments

Skypeは検閲されている?

Skype(スカイプ)とは、インターネット経由でチャット・通話ができるサービスで、SkypeをインストールしたPC同士であれば、無料で通話ができます。(もちろん常時接続をしていればですが)

似たようなチャットソフトとしては、Yahoo!メッセンジャーや、MSN メッセンジャー(Windows Live メッセンジャー)も有名ですね。

このSkype、本来はAESと呼ばれるかなり高いレベルの暗号化を使っているため、基本的にSkypeの通話やチャットがインターネット上で盗聴されることはないです。

しかし、中国では事情が違います。

中国国内では、Skype社と中国のTOM社が共同で作った「TOM-Skype」というソフトが提供されています。SKypeのOEM製品ですね。

このTOM-Skypeには、中国側が決めた特定キーワードをブロックする機能が当初ついていました。

ところが、いつの間にか中国当局がサーバの機能を作り変えて、ユーザ名や電話番号、メッセージ内容を、勝手に保存するようになっていたそうです。

これはSkype社側でも認識していなかったようで、以下のような声明を出しています。

中国版Skypeの検閲問題について、Skype社COOが言及

いずれにしろ、TOM-Skypeとの通話は、検閲されていると思った方が良いので、中国の方とSkypeでチャットする時には、念のため確かめてから発言した方が良いでしょう。

尚、通常のSkypeであれば、盗聴される危険はないと考えて大丈夫だと思います。

ただし、キーロガーのように、キー入力を監視するスパイウェアがパソコンにインストールされていた場合には、その限りではありませんので、くれぐれも感染しないようご注意くださいね。