あなたのWebサイトにマルウェアは潜んでいないか?マイクロソフト Webマスターツールでチェックしよう!
最近は、Webサイトが改ざんの事例が本当に多いですが、改ざんされた場合、何をされるのでしょうか?
見た目でわかりやすいのは、昔よくあった「このページを乗っ取った!」みたいなHTMLページに置き換えられてしまうケースですね。
ただ最近はこのような事例は減っていて、どんどん脅威の「見えない化」が進んでいます。
このところ、多いのは、HTMLページのソースをいじられて、”IFRAME”というタグが挿入されることです。
IFRAMEとは、「インラインフレーム」のことで、簡単に言うと、あるページの中に別のページを表示できる仕組みです。
このIFRAMEを仕込まれることで、正常なサイトを見ていると思ったら、実は別のサイトからマルウェア(ウイルスやスパイウェア)を知らない間にダウンロードしていたということが多いです。
また、Webサイト自体のどこかのURLにマルウェアを仕込まれて、これも自分が知らない間に、自分のサイトからマルウェアを配布していたなんてことも起こっています。
そもそも、改ざんされるということは、セキュリティを意識していないWebサイトだということになりますので、まずはWebサイト作成時に気をつけるべきなのですが、なかなか難しいところもあります。
自サイトが不安だなあと思う方は、自分のサイトに不正プログラムが仕掛けられていないかどうかを調べるためのツールをマイクロソフトが公開していますので、それを一度使ってみると良いと思います。
Microsoft、Webマスター向けマルウェア検知ツールを発表
もともと、サイト内の問題を検知するためのツール「Crawl Issues」というものがあったんですが、このツールにマルウェアの検出機能を追加した形ですね。
ツールは現在、英語版しかないみたいですが、興味のある方は使ってみてはどうでしょうか。