無料なものにはウイルスが?
一昔前まではインターネットのコンテンツは無料で手に入れるものだという認識を持っていた人が多かったと思います。
もちろん、今でも無料で素晴らしいサービスやコンテンツは存在しますけど、無料で提供する側にはそれ相応の意図があるわけですよね。
その中で一番大きいものは、やっぱり「お金」ですよね。
それが、広告収入であったり、まっとうな商売が目的であればまだましですが、インターネット上には、人の弱みにつけこんで、悪いことをする悪人が、残念ながら溢れ返ってきてしまいました。
その最たるものが、ウイルスやボット、スパイウェアといったマルウェアを利用した金儲けです。
彼らはが狙うターゲットで一番ひっかかりやすいのは、インターネット上で無料で何かを得ようと考えているユーザーです。
何でも無料がいいと考えている人は、時折それが不正なこととわかっていても無料で手に入れたいと思います。
ですから、WinMX、Winny、ShareなどのP2Pソフトなど、無料で色々なものが手に入るようなソフトが流行るんですよね。
ともかく、無料で不正にコンテンツを得ようとする人は警戒心が緩みます、というか警戒を全くしない傾向があります。
その結果、Winny経由でウイルス感染してしまう人や、アダルトコンテンツをwebで捜している時にワンクリック詐欺に逢ってしまったりする被害者があとを経たないんですね。
最近あった海賊版のMac版PhotoShopにトロイの木馬が含まれているたのもこういったユーザを狙ったものでしょう。
またもMac標的のトロイの木馬、今度はPhotoshopの海賊版内に
こういった危険性もありますので、有料のものを不正に入手する、といった考えは今すぐ捨てた方が良いです。
販売者の利益、権利を守ることは当然ですが、自分の安全を守るためでもあります。