ネットブックのセキュリティって?
2008年から大人気のネットブック。
主にインターネットを中心に利用することを前提とした、小型でシンプル、そして4〜6万円程度が相場の低価格なノートのことです。
先日このネットブックを持っている人に、どんなセキュリティソフトをインストールしているのかを聞くチャンスがあったのですが、何もインストールしていないと聞いて驚きました。
なぜ?と聞くと、ハードディスクではなく、SSDを選択したので容量が少なく、セキュリティソフトなどをインストールしてしまうと、空き容量が圧迫されて仕方がないため、導入を見送ってるとのことでした。
ちなみに、SSDとは”Solid State Drive”のことで、簡単に言うとハードディスクの代わりになるドライブです。
ハードディスクよりSSDの方が、データ読み込みが高速、消費電力が少ない、軽量なところが人気で、ネットブックではSSDが使われることが多いのです。
SSDは、8GBとか16GBとかの要領なので、そこにWindowsOS、セキュリティソフトをインストールするとかなりの空き容量が少なくなってしまうので、泣く泣く(?)セキュリティソフトのインストールは見送ったようです。
でも、インターネットを中心に利用するネットブックだからこそ、セキュリティソフトは必須です。
昨今の悪意のあるマルウェアは、Webからダウンロードさせて感染することが非常に多いので、ネットを多く利用するネットブックは、格好のターゲットなわけです。
ですので、いくらSSDで容量が少なくても、セキュリティソフトは必ずインストールするようにしてください。
その分、必要なデータなどは、オンラインのストレージサービスを利用して、そちらに保存することなどを検討してみても良いかもしれませんね。
ちなみに、ネットブックにはどのようなセキュリティソフトをインストールすればいいのか?と思う人もいるかもしれません。
ネットブックと言えども、Windows XP、Vistaといった、Windows OSなので、普通のパソコンに入れるのと同じ、ウイルスバスターやノートンといったセキュリティソフトがそのまま入ります。
ネットブックを持っている人は、ディスク(SSD)の空き領域をケチった結果自分が知らない間に感染してしまわないように、気をつけてくださいね。
ちなみに、ネットブックではOSがWindowsではなくLinuxベースのことがあります。
その場合、そもそもLinuxに対応しているセキュリティソフトは非常に少ないので、セキュリティソフトは基本的にはいらないと思います。
世の中に存在するマルウェアのほとんどはWindows版ですので、セキュリティソフトをあえて導入しなくても、Linuxベースのネットブックが感染することはほとんどないでしょう。
ただし、、、フィッシング詐欺サイト、ワンクリック詐欺など、マルウェア以外のインターネットの脅威については、OSはあまり関係ないのでWindowsでもLinuxでも気をつけるようにしましょうね。