スパムメールとは?(2)
『メールアドレスの収集方法』
スパム送信者(スパマー)はどのように送信先のメールアドレスを入手しているのでしょう?
■Webからの収集
Googleなど、ロボット型の検索エンジンは、自動的にインターネット上のリンクをたどってWebページを収集します。
これと同じようにアドレス収集ロボットを使い、Webを巡回してサイト上で公開されているメールアドレスをピックアップしていきます。
どうやってピックアップしているかというと、メールアドレスは「ユーザ名@ドメイン名」の形なので、「@」を間に挟んだ文字列を片っ端から抜き出したり、HTMLでメールのリンクを設定するための「mailto:」の後の文字を収集したりします。
こういったロボットへの対処策としては、メールアドレスを画像化して掲載したりする方法などがありますね。
■アドレスの自動生成
少し前までは、携帯のアドレスって「電話番号@ドメイン名」の形が使われてましたよね。
またプロバイダによっては申し込み時のアドレスが、「何桁かのID@ドメイン名」という形式となってます。
こういったケースの場合に、例えば電話番号であれば、090XXXXXXXXの「X」の部分の全ての組み合わせをコンピュータ上で自動生成して送りつけます。
また「info」とか「webmaster」、または「tanaka」「yamada」というような存在しそうなユーザ名を設定して送りつけることもあります。
■懸賞やアンケートでの収集
これは本物の懸賞サイトやアンケートサイトに見せかけて、ユーザにアドレスを入力させる手口です。
住所とか名前とか入力するのって、ちょっと躊躇しますが、懸賞サイトなどで
「簡単!メールアドレスのみ」
とか書いてあると、ついつい入力してしまう人もいるかと思います。
信用できる懸賞サイトとわかっていればいいですが、なるべく懸賞に使うアドレスはフリーアドレスを使うことをオススメします。
と、メジャーな収集方法は上記の通りですが、収集したアドレスがスパマー間で売買されたりもしてますので、これがどんどんスパムを増やす悪循環ともなってるわけですね。