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Posted by on 7月 7, 2006 in 暗号 | 0 comments

暗号化ファイルの危険性とは?(2)

前回はメールを暗号化したり、添付ファイルにパスワードをつけていると、メールを送信する途中の経路でウイルスチェックができない危険性があるというお話をしました。

ではウイルスチェック以外にはどういう危険性があるでしょうか?

■危険な状況 その2

「情報漏洩を防ぐために、メールのログを残したり、コンテンツフィルタソフトを利用している場合」

コンテンツフィルタソフトとは、メールの中身(コンテンツ)をチェックするソフトです。

どういう用途で使うかと言うと、例えば、メールの本文や、添付ファイルに「社外秘」とかのキーワードが含まれていた場合に、情報漏えいを防ぐために、そのメールをブロックしたり、管理者に通知したりするソフトです。

また、スパムメールによく使われるキーワードを登録してスパムをブロックしたり、「飲み会」などの言葉を登録して、業務以外のメールを禁止する用途にも使われますね。

このコンテンツフィルタソフトも、キーワードをチェックする際、メールを開いたり、添付ファイルを開いたりします。

その場合に、暗号化されていたり、パスワードがかかっていたりすると、ウイルス対策ソフトと同様に、チェックができません。

その結果、せっかく情報漏洩などを防ぐ目的で、コンテンツフィルタソフトを購入したのに、結局は情報が流出してしまうという危険性がでてきますよね。

こういったソフトも、暗号化・パスワードファイルに対してのアクションを分けることもできることが多いので、状況にあわせてメールをどう処理するかを、会社のシステム管理者は考える必要がありますね。