man-in-the-middle攻撃とは?
ネットバンクなどでのログインを安全にするために、最近では「ワンタイムパスワード」の導入が進んでいますよね。
ワンタイムパスワードとは、毎回違うパスワードを使うことによって、安全性を高めることができるものでしたね。
でも、このワンタイムパスワードが通用しないのが、「中間者攻撃(man-in-the-middle attack)」と呼ばれる攻撃です。
中間者攻撃はおおまかに以下のような感じです。
(1)
攻撃者は偽サイト(今回はCitybank)を用意します。次に、Citybankになりすましてユーザにメールを送り、ログインするように指示します。
(2)
ユーザが偽サイトにID・パスワードを使ってログインしようとします。
(3)
偽サイトはそのID・パスワードを受け取って、今度は本物のCitybankサイトに、その情報を使って、自分がユーザであるかのようにログインをします。
(4)
本物のCitybankから受け取った情報をつかって、偽サイトの表示を変えてユーザにはまるで本物のサイトのように見せます。
といった流れで、ログインが成功した後、偽サイトが正規ユーザとして口座のお金を自由にすることができるんですね。
■ワンタイム・パスワードでは防げない“中間者攻撃フィッシング”が出現
ですので、ワンタイムパスワードを使っているからといって、必ず安全だとは限りません。
普段から怪しいメールについては、フィッシングじゃないかどうかは必ず疑うようにしましょうね。