ソフトウェアキーボードでも避けられない?
キーロガーと呼ばれるスパイウェア(トロイの木馬)は、ユーザがネットバンクに繋いでいる間に、キー操作を監視するソフトウェアです。
このタイプのスパイウェアの監視を欺くために、最近ではネットバンクでも、ソフトウェアキーボードが使われるようになってきています。
ソフトウェアキーボードとは、以下のような画面で、マウスを使って文字入力するものです。
でも、最近のスパイウェアは、このソフトウェアキーボードでさえもパスワードを盗み出すことが可能です。
方法としては、ユーザのデスクトップを動画でキャプチャーしてしまいます。
そして、その動画ファイルをインターネット経由で送信するんですね。
ただ、この方法は実は2003年くらいから存在する手法です。
広まらなかったのは、さすがに動画ファイルは重いため、インターネットに送信する際に問題になっていたようです。
そのため、最近ではユーザがクリックした周辺の画像だけキャプチャして送る方法が主流となってきています。
このようなスパイウェアも存在するため、ソフトウェアキーボードが導入されたからといって、スパイウェアの攻撃を完全に防げるわけではないことを覚えておいて下さいね。